【超初心者向け】Photoshop初心者が確認しておくと便利な設定いろいろ
Photoshopをはじめて使用する際に確認しておくと良い設定をまとめました。
使いづらい環境のまま作業をしているとストレスになり、結果的に効率が悪くなってしまいます。
これらの設定を確認して、自分にあった環境を作りましょう。
環境設定
Photoshop全体の細かい設定は【環境設定】で行います。環境設定は以下の場所にあります。ショートカットを覚えておくと便利です。
Win:【編集】→【環境設定】→【一般】(ショートカット:Ctrl+K)
Mac:【Photoshop】→【環境設定】→【一般】(ショートカット:⌘+K)
環境設定は項目数が多いので、設定項目がカテゴリーごとに分かれています。左側のカテゴリー名をクリックして画面を切り替えながら、このページの内容を確認してみてください。
(ショートカットを使用して環境設定を開いた場合は最初に「一般」が表示されます。)
一般
赤枠の箇所の設定を確認しましょう。
ホーム画面を自動表示
ホーム画面とは起動時に表示される画面のことです。
最近使用したファイルなどが表示されますが、PCのスペックによっては起動が少し遅くなることがあります。オフにするとホーム画面が表示されなくなります。オフにした場合でも手動で表示することは可能です。
手動でホーム画面を表示したり閉じたりするには、画面左上のボタンを使用します。左上の家のアイコンをクリックするとホーム画面が表示され、ホーム画面左上のPhotoshopアイコンをクリックするとホーム画面が閉じます。
従来の「新規ドキュメント」インターフェイスを使用
新しいドキュメントを作成する際に表示される画面を古いものにするための設定です。ホーム画面と同様にPCのスペックによっては表示が遅くなる場合があるので、その場合はONにすると少し軽くなります。
従来の自由変形を使用
ONにしておくと、Shiftキーを押しながら変形をすることで縦横比が固定され、ゆがまずに変形させることができます。
OFFにすればShiftキーを使わずに縦横比を固定することができるので、一見便利そうに見えますが、他のアプリでもShiftキーで縦横比を固定という操作が一般的なので、この設定はONにしてShiftキーでの操作に慣れておくことをおすすめします。
ワークスペース
赤枠の箇所の設定を確認します。
タブでドキュメントを開く
ONになっていると、画像を開いた際にウィンドウがPhotoshopの画面に固定されます。
複数の画像を開くと、図のように画面に表示される画像が一つになり他の画像は背面に隠れるため、タブをクリックして画像の切り替えを行います。
OFFにしておくと複数の画像を確認しながらの作業や、ドラッグ&ドロップでの移動などがしやすくなります。OFFの場合でも画像ウィンドウを上部のオプションバーに近づければタブとして表示させることもできます。
ツール
赤枠の箇所の設定を確認します。
フリックパンを有効にする
ONになっていると手のひらツールで画面をスクロールした際にマウスの勢いが反映されるため、 ボタンを離しても画面がスイ〜っとスクロールするようになります。 意図せず画面が動いてしまうこともあるため、使いづらいと感じたらOFFにしておきましょう。
ファイル管理
赤枠の箇所の設定を確認します。
初期設定のファイルの場所
最近のPhotoshopは、初期設定ではクラウド(インターネット上)に保存するように設定されています。自分のPCやUSBなどに保存をしたい場合は「コンピューター上」にしておきましょう。
ただし、どちらの設定になっていたとしても、保存の際に選択することができます。
クラウド保存からPC保存へ変更したい場合は、左下の【コンピューター】をクリックします。
PC保存からクラウド保存へ変更したい場合は画面下の【クラウドドキュメントに保存】をクリックします。
注意点
設定によっては「変更はPhotoshopを再起動するまで有効になりません。」と表示されている場合があります。 その場合は設定変更後、一度Photoshopを終了してから再度起動してください。
ワークスペースの設定
ワークスペースの機能を使用すると、ツールやパネルのレイアウトを作業に応じて変更することができます。レイアウトを保存しておくこともできるので、作業に合わせてレイアウトを簡単に切り替えることができます。
初期設定では以下のワークスペースが登録されています。
パネルが散らかってしまった場合は【〜をリセット】を選択すると最初の状態に戻すことができます。
ワークスペースを保存する
自分がよく使うパネルのみを表示して、その状態を保存しておくこともできます。
画面の状態を保存するには【新規ワークスペース】を選択します。
ショートカットやメニュー、ツールバーの設定も一緒に保存することができます。
自分好みのワークスペースを作って作業を効率化してみましょう。
ツールバーの設定
画面左のツールバーは、左上の矢印をクリックすると2列にすることができます。
ワークスペースによってはツールバーにすべてのツールが表示されていない場合があります。目的のツールが見つからない場合は、右下の【…】を長押し又は右クリックすると、隠れたツールが表示されます。
オプションバーの初期化
画面上部のオプションバーはツールバーと連動しており、現在選択されているツールの詳細な設定が表示されます。
慣れないうちは、設定を色々と変更した後にどこを変更したのか分からなくなってしまい、元に戻せなくなってしまうことがあります。そこでツールの初期化の方法を確認しておきましょう。
オプションバーの左の方に、現在選択されているツールと同じアイコンが表示されているので右クリックするとメニューが表示されます。
現在選択しているツールだけ初期化したい場合は【ツールを初期化】
すべてのツールを初期化したい場合は【すべての初期化】 を選択します。
(初期化には少し時間がかかる事があります。)
ツールの初期化を行うと、選択ツールの【自動選択】がOFFになります。
【自動選択】は意図せずレイヤーを選択してしまう事があるので、解除しておくことをおすすめします。解除してあっても選択ツール使用時にCtrl(Mac:command)を押しておくと一時的に自動選択の機能を使うことができます。
文字パネルの初期化
文字の設定もオプションバーと同様、設定を変更しているうちに戻し方が分からなくなってしまうことがあります。そんなときは【文字パネル】や【段落パネル】から初期化してみましょう。
プロパティパネルからは初期化できないので、文字パネル・段落パネルで行ってください。パネルは【ウィンドウ】→【文字】または【段落】から表示します。
初期化をする際に文字レイヤーが選択されていると、その文字がリセットされてしまうので気をつけてください。 初期化をするにはパネル右上の三本線ボタンをクリック→【文字パネルを初期化】を選択します 段落パネルも同様の操作で行ってください。
レイヤーパネルの設定
レイヤーをコピーした際にレイヤー名に「〜のコピー」が付くと見栄えが良くないので、付かないように設定しておきましょう。レイヤーパネル右上の三本線ボタンをクリック→【パネルオプション】を選択します
【コピーしたレイヤーグループに「コピー」を追加】のチェックを外します。
その他【サムネールサイズ】は、レイヤーの左側に表示されている小さい画像のサイズを変更できます。
設定をすべて最初の状態に戻す方法
Photoshopの設定を全てリセットすることで一番初めの状態に戻すことができます。
全ての設定が戻ってしまうため、自分で使いやすく設定しておいた場合などは再度設定し直す必要があるので気をつけてください。
リセットするにはPhotoshopを起動する時に以下のボタンを押したままにします。
(アプリケーションのアイコンをクリックしたらすぐに押したままにしてください)
Win:【Shift】+【Ctrl】+【Alt】
Mac:【Command】+【Option】+【Shift】
「Adobe Photoshop設定ファイルを削除しますか」と表示されるので「はい」をクリックすると設定がリセットされます。
Photoshopの動作がおかしくなった時にリセットをすることで治ることもありますが単に再起動だけでも治ることもあるので、まずは再起動を試してみましょう。
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