Illustratorでテキストを空白行で分割する方法
Illustratorでテキストを分割するスクリプトは色々なものが配布されていますが、空白行で分割するスクリプトが必要だったためChatGPT先生の力を借りてスクリプトを作ってみました!ポイントテキスト、エリア内テキスト、どちらでも使用ができます。
このスクリプトを使えば、空白行でテキストを分割する作業を瞬時に正確に行うことができます。ChatGPTすごい!
※スクリプトは自己責任でお使い下さい。
スクリプトの準備
まず、以下のスクリプトをコピーして、テキストエディタ(メモ帳など)に貼り付けます。
↓ソース欄の右上にマウスを合わせると『Copy』ボタンが表示されるので簡単にコピーできます。
#target illustrator
function splitTextAtBlankLines() {
var doc = app.activeDocument;
// 選択されたオブジェクトを確認
if (doc.selection.length === 0 || doc.selection[0].typename !== "TextFrame") {
alert("テキストオブジェクトを選択してください。");
return;
}
var textFrame = doc.selection[0];
var textContents = textFrame.contents;
var parts = textContents.split("\r\r");
if (parts.length <= 1) {
alert("空白行が見つかりませんでした。");
return;
}
// 最初の部分を元のテキストフレームに設定
textFrame.contents = parts[0];
// 残りの部分に対して新しいテキストフレームを作成
var previousFrame = textFrame;
for (var i = 1; i < parts.length; i++) {
var newFrame = previousFrame.duplicate();
newFrame.contents = parts[i];
newFrame.top = previousFrame.top - previousFrame.height - 20; // 20はオブジェクト間の間隔
previousFrame = newFrame;
}
}
splitTextAtBlankLines();
スクリプトの保存
「空白行でテキスト分割.jsx」という名前で適当な場所に保存します。
他の名前でも大丈夫ですが、拡張子は.jsxにしてください。
Illustratorでスクリプトを使えるようにする
Illustratorからスクリプトを実行できるように、先程保存したファイルを以下の場所にコピーします。
Windowsの場合 C:\Program Files\Adobe\Adobe Illustrator [バージョン]\Presets\ja_JP\スクリプト\
Macの場合 アプリケーション/Adobe Illustrator [バージョン]/Presets/ja_JP/スクリプト
Macで以下のようなメッセージが出る場合は「認証」をクリックしてMacにログインするときのパスワードを入力します。
コピーしたらIllustratorを再起動します。
Illustratorでスクリプトを使ってみる
Illustratorで分割したいテキストオブジェクトを選択します。
分割したい箇所に空白行を入れておくのを忘れないで下さい。
「ファイルメニュー」→「スクリプト」に「空白行でテキスト分割」が表示されるので選択すると実行できます。
注意点
※スクリプトは自己責任でお使い下さい。
※スクリプトの使用による損害などについて一切の責任は負わないものとします。
参考
テキストを分割するスクリプトは他にも様々な種類があるので活用しましょう!
【Illustrator 】テキストをバラす(分割する)スクリプトまとめ7選 – 0.5秒を積み上げろ
※この中にも空白行で分割するものがありましたが、実行にとても時間がかかるようだったので今回のスクリプトを作成しました。
Macではスクリプトを手軽に使えるフリーウェアSPAiがあるのでおすすめです。
スクリプトを頻繁に使用する場合は是非活用してみてください。
Illustratorでスクリプトを使ってみよう[Mac+SPAi編] – hamfactory
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